色々と思うところもあったし、悩んだけど、ダックス(雄)5歳の歯石取りを全身麻酔でしてきました。
結果、真っ白で綺麗な歯になり、歯に艶も出たし、とても丁寧にしてくれたみたいで満足してます
でも、決断するまではかなり時間がかかりました。
ネットで検索をすると「全身麻酔は危険」という記事がたくさんあったからです。
でも、歯周病で色々な病気を引き起こす可能性もあり、うちの子は、前歯が茶色くなって、最近は紐の玩具で遊ぶと少量の血がつくことなど、気になることがいくつかあったため決断しました。
私のように迷ってる方も多いと思うので、参考になればと思い、レポートします。
犬の全身麻酔での歯石取り レポート
2日前に予約を入れました。
処置が13:00からだったので、11:00に病院に行って、全身麻酔が可能かどうかを判断する血液検査をしました。
血管になかなか針が入らず、痛がって鳴く愛犬の声を聞いて胸が張り裂けそうに痛む・・・
「今なら間に合う・・・「やっぱり止めます」と言って帰ろうか」と悩む。
血液検査の結果
- ちょっと脱水気味であること
- ちょっと中性脂肪が高めであること
「点滴をしながらすれば大丈夫でしょう」ということで、予定通り処置をすることに。
人間で言う「手術承諾書」などはなく、「全身麻酔で行いますので、100%安全はない事を了承ください。」と言われる。
ビビリな私は、この時に又しても「止めるなら今だ!」と本気で迷う・・・
が、愛犬の汚い歯や将来のことを考えて「もう先生を信じて任せるしか無い!」と心を決めて自宅に帰る。
「16:00以降に迎えにきてください」と言われる。
待ってる間の心境
正直言って、この間、生きた心地がしなかった。
ネットを見ると、「危険」とか「麻酔で後遺症」「全身麻酔でそのまま目を覚まさなかった(涙」などの記事ばかり目に入ってくる。
たまたま、そういう記事ばかり目についたのか?本当に、そんなことが頻繁に起きるのか?読めば読むほど不安になってきた。
「とにかく無事で終わって欲しい」と願ったり、今まで歯磨きを怠っていた自分を責めたり、歯石取りで全身麻酔をさせた自分に腹が立ったり・・・とにかく、精神的にも本当に辛い5時間だった。
16:00に病院に迎えに行く
病院に行って、真っ先に「もう目は覚ましましたか?」と聞くと、「はい、元気ですよ」と言われ、ひとまず安心する。
看護師さんに抱っこされてきた愛犬は、ちょっと目はトロンとしていたけど、嬉しそうに尻尾を振って私を見ていた。
普通のことなのもしれないけど、感動なのか、ホッとしたのか、うるうる来そうになって必死でこらえた。
何事も無く、無事に終わって本当に良かった・・・・。
歯石取りの結果
歯周病にはなってなかったけど、歯周ポケットにたくさんの歯石が溜まっていたみたい。
今後の歯磨きを約束して、術後の注意をいくつかされる。
- 家に帰ったらすぐに水をあげてもOK!ただし、吐くようなら時間を置く
- 夕飯は普通に与えてもOK!ただし、吐くようなら時間を置く。
- 散歩は、用足しくらいにしておく。
- なるべく今日は興奮させたり、走り回らせない。
医師から「特別、慎重になることも無いですから」と言われ、思わず「そうなんですか?急変とかの心配は?」とか聞いてしまったり・・・・それでも「大丈夫ですよ。」とハッキリと言われ安心する。
今思えば、私の精神状態もちょっと変だったと思う。
その日は、サプリメントを貰って自宅に帰りました。
自宅に帰ってから
家に帰って水を用意すると、すぐに飲み始めるけど、あまりにガブガブ飲んで、「吐くかな?」と心配したけど、吐くことも無く落ち着いた様子で安心する。
この日は、帰ってからはトロンとした目でソファーでゴロゴロしてました。
夕飯は、一応、消化の良い物(缶詰)を与えました。
「食べないかもしれない」と言われていたけどいつも通りに完食して吐くことも無かったです。
ただ、1つ気になったのは、あまり声を出さなかったこと。
いつもは、TVで動物が映ると吠えたりするんですが、この日は、口の中の違和感が取れなかったのかもしれませんね。
歯石取りの翌日
朝、大量のおしっこをシートにしてましたが、臭いも色もいつもと変わりありませんでした。
食欲も、いつも通り!!
私達を見てクンクン鳴いたり、TVの犬を見て吠えたり、いつもの愛犬に戻ってました。
「もう、心配ないね~」って思いました。
全身麻酔で歯石取りをした感想
ネットの情報などで、過剰に心配しすぎていたかもしれません。
が、病気でもないのに全身麻酔で処置をするのは、可愛そうだったと反省してます。
全身麻酔は、年齢や、体調などでもリスクは増えてくるので、必ず血液検査をして貰って検討した方が良いと思います。
もし、少しでも不安要素があるなら、止めた方が良いです。
私はもう、歯石取りでは全身麻酔での処置はしません!
今回は、問題なく終わりましたが、病院に預けて迎えに行くまでは、ずっと心配で胸が張り裂けそうに苦しかったです。
細い腕に注射を何度も打たれる犬にとっても、人間にとっても、精神上良くないです。
やはり、日頃から愛犬の歯磨きをして、歯石を溜めないのが一番ですね。
今回の事で、私も愛犬の歯磨きを徹底することを決心しました!
犬の歯磨きって大変!!
犬の歯磨きって大変ですよね?
なかなか口を開けてくれないし、特に内側は嫌がって、なかなか磨けません。
私も、色々と試行錯誤して、最近は愛犬も言うことを聞いてくれるようになりました。
参考までに・・・
歯ブラシで磨く
うちの子、歯ブラシは本当に嫌みたいで、すぐに口を閉めて力を入れてしまいます。
それでも、外側は何とか磨かせてくれるようになりましたけどね。
コツとしては、ヨーグルトを歯ブラシに付けると(ヨーグルト好きなら)、口を開けてくれます。
すぐに舐めてしまいますけどね・・・短時間で素早く磨くしかない(^^;
歯みがきシートで磨く
(人間の)指に付けて、犬の口に入れて歯を拭くんですが、うちの子は、この方法なら素直に口を開けてくれます。
この方が歯も綺麗に拭けるので、最近はこの方法ばかりです。
が、歯周ポケットの汚れは取れないので、そこだけ歯ブラシを使って取るしかありません。
でも、もしもガブッとされたらかなり危険です・・・リスクは高いので、普段から噛みグセのある子にはお勧めできません。
うちの子は、絶対に噛まない子なので今のところは安心してますけどね。
それでも、犬なのでいつどうなるか?分かりません・・・
その辺のリスクも、覚悟でやってます「その時は、その時だ!」みたいな感じで(^^
あとは、人間と犬との信頼関係を信じるしか無いかな。
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